軽度認知症が改善しました

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せん妄

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せん妄

末期癌とせん妄

せん妄という精神疾患をご存知でしょうか。
高齢者、特に男性に多いそうですが、重い病気で入院や手術を受けた後に認知症の症状が現出する病気です。

私の父がこのせん妄に罹患しました。ステージ4で末期の胃癌を宣告された後でした。
病室のベッドで父が語ったことは、「余命宣告を受けた自分の胃癌が奇跡的に消えて、世界中のメディアが取材に押し寄せ、研究のために細胞を分けて欲しいと頼まれた。
新聞を見たか」と・・・

現実のことだと信じて疑っていない様子でしたが、翌日には夢だったと気がついたようでした。
しかしすぐに、リアルな夢をみてはそれが現実に起きたこととして記憶に残るという症状が鮮明なものに変わっていきました。

せん妄とは

せん妄は急性の脳機能障害で、急性錯乱状態(acute confusional stateまたはdisorder)、急性脳症候群(acute brain syndrome)などとも呼ばれ、意識狭窄・変容の一型である。短期間のうちに現れる軽度から中等度の意識障害に、特徴的な幻覚、錯覚、不安、興奮、失見当識などを伴う[1][2]。急性に発症し、時間帯により出現したり消失したりする。認知症高齢者にしばしばみられる夜間せん妄、アルコール精神病でみられる作業せん妄(仕事に従事している動作を繰り返す)、手術後にみられる術後せん妄などがある。

 

せん妄は高齢者や認知症や脳血管障害等など器質性脳疾患を有する場合に特に多い。高齢者におけるせん妄は、“感冒と同じ位の高頻度”であると言われ、全身性疾患や外科手術後などのほか、入院したのみでせん妄を生じることも稀ではない。米国精神医学会のせん妄ガイドラインでは、入院患者のせん妄有病率は10~30%、高齢者では10~40%としている。

せん妄があると医療・介護への協力が得られず、チューブ類の抜去や、転倒事故などのリスクが高まる。本人・家族のQOLの低下、ケア担当者の怒り、不全感などのストレスを増大する原因にもなる。適切な対応がなされれば回復することが多いが、転倒や骨折などの二次的障害によって在院日数も延長し、予後不良となる危険性もある。これらのことから、せん妄の予防、治療は極めて重要な課題である。

症状

代表的な症状は、落ち着きのなさ、幻覚、見当識障害、昼夜逆転、暴力などの異常行動や異常体験などである。初期には、不安げでイライラする、不機嫌で押し黙る、憂うつ、はしゃぐ、落ち着かない、ぼんやりしていて何もしない、つじつまの合わない会話、音や光に過敏、考えがまとまらない、不眠、悪夢、何かいつもと違う感じ、一過性の錯覚や幻覚などがみられることが多い。

せん妄は、精神活動と覚醒レベルに基づいて、過活動型、低活動型、混合型の3型に分類される。過活動型では幻覚、妄想、焦燥性興奮、失見当識が優勢に現れるが、低活動型では混乱と鎮静が目立ち、幻覚、妄想、興奮は少ない。なお、これらの何れにおいても意識混濁の程度や認知機能障害の程度には差がない。せん妄の2/3は過活動型である。低活動型はしばしば見過ごされたり、抑うつ状態と間違われたりするが、一般に活動過剰型よりも予後が悪い。 せん妄と類似の概念に、“不穏”(agitation)がある。不穏は緊張の伴った目的のない過剰な運動、被害妄想、落ち着きのなさなどを示し、過活動せん妄の一部は同一と考えられる。

出典元:ウイキペディア

このせん妄は末期癌患者の方に多く発症するそうです。

父の主治医の先生から説明がありました。

そばに付き添う家族は、本人の為を思うなら、このせん妄を否定しないほうがいいと思います。
それは現実のことではないと本人に言えば、自分を信じてもらえないと悲しむからです。
これは不勉強だった私が経験し、今も悔やんでいることで、父が亡くなって1年半という時が経ちますが、まだ涙が出ます。

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