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相貌失認・失顔症(人の顔を覚えられない)

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相貌失認・失顔症(人の顔を覚えられない)

あのブラッド・ピッドも

ブラッド・ピッドが申告したことによって広く世界に認知されるところとなった失顔症。

人の顔を覚えられないことで気の毒なことに彼は「天狗になっている。」

「うぬぼれている。」などと心ない批判を浴びてきたそうです。

決してそんなんじゃないのに。

相貌失認の原因

脳機能障害

人間の顔を認識・識別する機能は側頭葉・後頭葉に偏在する「顔領域」と呼ばれる部位に依存しているとされ、この脳神経が何らかの原因で機能障害を生じることにより相貌失認に至ると考えられているそうです。

 

先天性相貌失認

先天的に相貌失認を発症する確率は2%程度と推定されており、一般的に想像されるよりかなり多いとか。

人間の個体識別は顔の認識だけでなく声や着衣、体格、振る舞いなど様々な情報を総合して行われており、顔の認識に障害があっても他の機能で代償し、日常生活に支障をきたしていないため、相貌失認を自覚していない人が相当に存在すると考えられています。

なお、遺伝による生得的症例である可能性も否定できず、1999年には父親と2人の娘にのみ障害があらわれ,母親と息子には障害がみられないという家族が報告されているとのことです。

相貌失認の症状

相貌失認の症状自体は、脳内の視覚情報処理に関する、どの箇所に問題が生じているかにより、内容が違ってきます。一般的な症状は以下の通りです。

・テレビや映画を鑑賞中、登場人物のスジがつながらない

・ついさっき会ったばかりの相手でも、場所が変わると、先ほどの人だとわからなくなってしまう

・相手を顔ではなく、主に、声や歩き方、鼻の大きさなど特徴ある顔のパーツ、服装などで判別してしまう

相貌失認の程度は日常生活に問題がないものから、非常に深刻な場合まで幅広いです。

頭部外傷後など、二次的に相貌失認を発症した場合は、以前との違いに自分や周りの人がすぐ気付きます。しかし生まれつきの場合は、顔の認識能力が一般と異なっていることに自分でも気づきにくいものです。このため、先天的相貌失認の存在が目立たなくなっているだけで、最近では先天的相貌失認は決して珍しい疾患ではないとも言われています。人口の2%近い人が実は相貌失認と言われることもあります。

このブラッド・ピッドの病気を知って、私も間違いなく同じ病気だと思いました。

テレビドラマや映画も同様、キャストの顔をおぼえられないのでストーリーが理解できないのはいつものことで、もしも偶然、街で義理の兄弟や姻戚関係の誰かとばったり会ってもたぶん気付かないでしょう。

残念ながら、相貌失認には、現在のところ根本的な治療法がありません。自分自身が相貌失認の場合は、相手の声や服装の傾向、顔の特定のパーツに意識を向けるなど、相手を顔以外の部分で上手に識別できるよう、工夫するしかないのです。

そして、相貌失認という病気が存在することが認知されるのは、とても大事なことだと思います。「あの人とは何度も会っているのに、無視された」などという誤解でお互い嫌な思いをするのは望ましいことではありません。相貌失認であるならば、自分の状態と病名について、ブラッド・ピッドのように周囲に明言しておけば、無用なトラブルを避けられるのではないでしょうか。

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